床暖房に上にジョイントマトを敷く場合は床暖房対応のジョイントマットを敷く必要があります。対応商品以外を使用すると床暖房の温度に耐えられずに、マットが変形してしまう可能性があるためです。また、床暖房対応のジョイントマットを使った場合でも、長時間の連続使用をするとフローリングが反ったりする場合があるため注意が必要です。
目次
床暖房の上に敷けるマット類は限られている
床暖房対応のマットは選べる種類が少ないです。
しかし、対応商品を選ばないと、マットの変形や床暖房の故障につながります。
床暖房対応以外のマット類を使用した場合のリスク
使用した際に考えられる不具合としては
①マットが変形、変色する
②床暖房の温度調整がうまくいかない
(床面のサーモが正常に温度を測定できない)
③上記2が原因で床暖房システムに異常をきたし使用できなくなる
④床材表面の塗装が割れる
⑤床材が反る
③④⑤は、毎日長時間使用した際に発生する確率が高くなります。
ですので、床暖房に何か敷く場合は、対応商品を使うことが必要です。
手軽に足元の寒さを解消してくれるジョイントマット
ジョイントマットは、プラスティックの一種であるEVA(ethylene vinylacetate copolymer)やPE(polyethylene)という熱可塑性樹脂を原料としています。
そのため、ある程度の厚みのあるジョイントマットは、断熱性、遮音性、弾力性、撥水性などの点で優れています。
冬場のフローリングの冷たさは、耐えがたいです。
特に、赤ちゃんやペットのように、大人よりも弱い存在はなおさらです。
そこで、足元の寒さを解消するために何かしらの敷物を敷きたいものです。
断熱性のあるジョイントマットは、それに適しています。
しかしジョイントマットは、冷たさを遮断してくれますが、ジョイントマット自体が熱源として熱を発することはないため、暖房のように暖かくなることはありません。
そこで、何かしらの暖房器具と併用して使用することで、ジョイントマットは冬に活躍してくれます。
その暖房器具の1つに、床暖房が挙げられます。
ジョイントマットは床暖房対応できるか?
床暖房に対応しているジョイントマットも発売されていますので、それを使用すれば大きな問題はないようです。
最近のジョイントマットは技術革新が進んで、床暖房対応の製品が市販されています。
床暖房対応のジョイントマットでは、耐熱温度が70ºCで、JIS規格(S2029-2002)を準用した耐熱試験で70ºCまで変形などの異常が確認されませんでした。
床暖房の温度は、20ºCから45ºCである製品がほとんどなので、ジョイントマットに異常は発生しないことになります。
床暖房対応を使用すれば、ジョイントマットと床暖房は併用することが可能とあると言えます。
ただし、ジョイントマットと床暖房器機の間の床材が、熱による乾燥で剃ったり割れたりということがあるようですので、長時間連続の使用でジョイントマットを使用することは避けたほうがいいようです。