床暖房を導入した場合や床暖房のお部屋のフローリングの張替えの場合は、床暖房に対応した床材を選ぶ必要があります。これは、床暖房の熱によって床材の伸縮を防ぐため、熱に強い床材を選ぶ必要がある為です。フローリングの場合、無垢材、合板材、遮音材などがあります。マンションの場合は、防音性能がある遮音フローリングを敷くように支持される場合が多いです。フローリング以外にもウッドタイルという床材があって、水分に強い、部分張替えが可能というフローリングよりも優れている特徴のある床材です。ペットを飼っていたり小さなお子様がいる家ではオススメの床材です。
目次
床暖房の上にフローリングを貼る場合は床暖房対応のフローリングを選ぶ必要がある
床暖房の上にフローリングを施工する場合、床暖房対応以外のフローリングでは、ひび割れや反りが生じる場合があるので膨張収縮を抑えた床暖房用対応のフローリングにする必要があります。
フローリングには、大きく分けて、無垢フローリングと合板フローリングがあります。
どちらのタイプも床暖房に対応しているフローリングがありますので、床暖房の場合は、床暖房対応商品を選択します。
無垢材フローリング
無垢材とは、天然木を切り取り加工した内部まで天然素材の1枚板です。
反りや伸縮しやすい木材ですが、無垢フローリングの中でも、床暖房対応のフローリング材があります。
合板フローリング
合板製フローリングは、木材を加工(薄い板を何枚も重ねて造られる合板)なので一般的には、反り、ねじれが少なく、均一の品質であるのが特長です。
遮音フローリング
集合住宅などのマンションでは、フローリングの裏に遮音性マットを貼りつけたタイプの遮音フローリングをしようしなければならない規約があるマンションが多いです。
特に、分譲マンションでは、ほとんどのマンションが遮音性のある床材をしようする規約を作っています。
遮音フローリングも床暖房対応商品があります。
ペット対応フローリング
ペットが滑りにく位加工が施してあったり、おしっこ汚れが染み込みにくい加工が施してあったりと、ペットを飼っている家に配慮したフローリングです。
通常の合板フローリングの場合、選択できるメーカーは多いですが、マンションで遮音フローリングでなければならない場合、『ペット対応+床暖房対応』のフローリングの場合は選択肢に限りがあります。
『ペット対応+床暖房対応』のフローリング
DAIKENの「ワンラブオトユカL45Ⅱ」が床暖房とペットに対応している商品です。
ペットが滑りにくい、汚れが染み込みにくいので、お手入れが楽にできるという商品です。
フローリング張替えの場合は、床暖房のマットを交換する必要がある
現在床暖房でその上にフローリングが貼ってある家のフローング張替え工事の場合は、フローリンがを張り替える際に一緒に床暖房のマットを交換する必要があります。
マットは、フローリングの下に敷いてあり、その上にフローリングを施工する際に床用接着剤を使いますが、その接着剤がしっかりとマットについている場合がほとんどです。
フローリングを剥がす際はマットが一緒に剥がれたり、マットが破損する場合が多いので、マットは交換しなくてはならないものと認識しておいて間違えはないです。
フローリングでは無いけど、フローリングと見分けが付かない「床暖房対応ウッドタイル」
材質が木材であることにこだわりが無い場合におすすめできます。
材質は、塩ビ素材で、プロでないとフローリングと見分けが付かないです。
フローリングとの大きな違いは、
・塩ビ素材なので水分に強い
・傷つきにくい
・将来、傷をつけてしまっても部分張替えが可能
・厚みが2.5mmなので今のフローリングを剥がさずに、その上に施工が可能
塩ビ素材なので水分に強い
フローリングは木材ですので、水分を染み込む性質があります。
ウッドタイルは、塩ビ素材ですので水分が染み込まないです。
ペットや小さなお子様がいるお宅では、ジュースをこぼしたり、ペットがおしっこをしてしまうなどの対策になります。
また水分を吸収しませんので、水分の吸収によって匂いが染み込み、部屋が臭くなるといったこともなくなります。(私の自宅には、小型犬が6匹いて、おしっこをしてしまう犬もいるのですが、フローリングの時は匂いが染み込んでしまって、暑い時期になると匂いが上がってきて部屋中なんとも言えない匂いでしたが、床材を変えてから解消されました。)
傷つきにくい
塩ビ素材の表面層は強いのでフローリングと比較して、傷がつきにくいです。
将来、傷をつけてしまっても部分張替えが可能
フローリングの場合、サネで板が繋がってますので、部分的な交換は仕上がりが悪くなります。
塩ビタイルは、1枚1枚が独立しているので、部分交換が容易にできます。
厚みが2.5mmなので今のフローリングを剥がさずに、その上に施工が可能
通常のフローリングは厚みが12mmです。
ですので、古いフローリングを剥がしてから、新しいフローリングを貼ります。
ウッドタイルの場合は、厚みが2.5mmしかないので、古いフローリングの上に重ねて施工が可能です。