床工事に使う素材は様々な種類があり、使う材料の種類によって工事日数や料金が変わってきます。フローリング床の張り替えの場合、リフォーム用のフローリングやウッドタイルを選択すれば工期は短縮することができて、結果的に工事金額も安くなります。また、室内でペットの飼われているご家庭、キッチンや脱衣所の水回り、店舗の床としてはクッションフロアがオススメです。そして、浴室の床の張り替えだけな床材があります。
床の工事と言っても、色々なタイプの床材がありますのでその種類と価格をご紹介します。
目次
フローリングはリフォーム用を使用して工期短縮・工事経費削減
新築の家などの床は、ほぼフローリングで仕上がってます。
木材を使用していて、材質により値段もかなり幅があります。
通常リフォームの場合は、既存のフローリングを剥がしいて新しいフローリング材を貼りますので、かなり大規模な工事となります。
工事の際には、お荷物の移動が必要になるのはもちろん、解体工事で埃も出ますから養生もしっかり必要になります。
家全体の床を張り替える工事となると、お客様には一時的に仮住まいに引っ越していただく場合もあります。
このようにフローリングの張り替えは、住んでる方の負担も大きくなりますが、一方でリフォーム用のフローリングを使うことで、解体工事をせずにフローリングを施工することができます。
リフォーム用のフローリング材は、通常の木のフローリング材の約半分の厚みですので、元々あるフローリング材の上へ重ねて貼ることができます。
上から貼るのは厚みが半分の素材なので強度を心配される場合もありますが、下にはフローリング材が残っているので強度は問題ありません。
ちなみに、リフォーム用のフローリングの材料費は、通常のフローリング材の費用よりも高額です。
ただ、リフォーム用のフローリングを使うことで、解体工事が省ける上、解体にかかる費用・処分費が必要なく、工期も短縮できますのでトータルの費用は安くなります。
木のフローリング材より強いウッドタイルとフロアタイル
ウッドタイルとフロアタイルは塩ビ素材の床材です。
また、フロアタイルとウッドタイルは呼び名が違だけでどちらも素材は同じです。
フロアタイルとは、四角や長方形の形のタイルです。
ウッドタイルとは、フローリング柄のタイルです。
一般家庭では、フローリングの代わりにウッドタイルを使用するリフォームが多いです。
厚みも2.5mmと薄くフローリングの上から重ねて貼ります。
木質の柄や色は豊富にあり、通常のフローリングよりも色と柄の選択肢は多いです。
そのためお店などの店舗工事にも多く使われています。
ウッドタイルの見た目はフローリングと見分けがつかない
プロが見ればすぐにわかりますが、ウッドタイルを本物のフローリングと思う方が多いです。
それだけリアルな材質ということなのですが、フローリングよりお得な面があります。
ウッドタイルは水分に強い
ウッドタイルは塩ビという素材で出来ています。
一方のフローリングは木材です。
木材は、水分を吸収してしまうため、腐敗したり、跡がついたりしますが、ウッドタイルは塩ビ素材なため表面層から水分を吸収することはないのです。
部分張り替えが可能
フローリングのパーツは、それぞれが雄雌のさね(凹凸部)があり、それで組み合わせていきます。
つまり、一度フローリングを床に敷いてしまうとがっちりと一体化するため、パーツごとの取り替えがほぼ不可能になります。
それに対して、ウッドタイルは、一枚一枚を独立して貼り付けるため1枚ごとの交換が可能です。
そのため、一部破損したり、落ちないような汚れが付いてしまった場合でも簡単に部分張り替えが可能です。
ウッドタイルは色、柄、サイズが豊富
ウッドタイルは、選ぶ種類で空間のイメージがガラッと変わるので、イメージ作りが容易に出来ます。
そのため、一般家庭から店舗工事まで幅広く使えます。
種類は豊富でも金額に差がほとんどない
ウッドタイル素材は、サンゲツ、リリカラ、東リが3大メーカーです。
価格の違いはわずかで、メーカーの違いでは平米単価が100円から200円です。
また、メーカーごとでは種類が変わってもほぼ同一料金です。(稀に200円〜300円程度の差がある種類もあり)
それに対して、木のフローリング素材は、材料によって普通に2,3倍の差があります。(ピンキリです。)
以上、ウッドタイルがフローリングよりも優れている点をご紹介いたしましたが、唯一の問題となるとやはり「本物の木ではない」ということです。
「本物の木」にこだわる場合はウッドタイルは選択肢から外れてしまうかもしれません。
ただ、見た目の「イメージ重視」の場合は、フローリングよりも選択肢が広がる床材です。
水回りにはクッションフロアーがおすすめ
トイレや洗面所やキッチンなど水を多く使用する機会がある場所はには、クッションフロアーが適しています。
クッションフロアーも塩ビ素材で出来ていて水分に強いです。
また柔軟性のあるや床材ですので、トイレなどで便器がついた状態でも施工が可能ですので、便器を外して床を張る必要がないため、工事経費を節約できます。
床材の中でも安価な床材です。
ペットがいる家にはペット用クッションフロアーが断然おすすめ
ペット用のクッションフロアーは、ペットのおしっこの匂いも染み込まない画期的なクッションフロアーです。
金額は、通常のクッションフロアーの2倍の料金がかかりますが、そのお値段以上の価値があります。
ちなみに、ペット用のクッションフロアーと通常のクッションフロアーの違いは
- 臭いが染み込みにくい
- 表面の特殊加工によって水分が床材に染み込みにくい
- ペットが滑りにくい、ペットの足腰に優しい
- 掃除が非常に楽
ということなので
我が家では、足の悪い愛犬のためフローリングからペット用クッションフロアーに変えた結果、驚きの効果がありました。
以下の記事に掲載してありますので、ご参考にしてみてください。
店舗工事には店舗用クッションフロアー
店舗用のクッションフロアーも、柄も色が豊富にあり、土足OKなクッションフロアーとして使えます。
強度もあって、いちいち靴を脱いでいただくことができないお店の床におすすめです。
工事にかかる金額は、通常のクッションフロアーの約2倍ですが、ウッドタイルやフロアタイルよりも安い工事費用となります。
お風呂の床だってバスナフローレで解消できます
タイルのお風呂で、床のタイルがはがれてきた・・・
ユニットバスで、床が汚れてきた・・・
このような場合に、リフォーム業者に相談するとほぼ100%ユニットバスの入れ替えや新設を勧められます。
むしろ、それしか手はないようなことを言われる方もいらっしゃいます。
まずそのようなことはなく、床だけリフォームができるのです。
お風呂のタイルが割れている場合は、タイルを全て剥がして、平らに均し、バスナフローレという床材を貼ります。
もちろん、タイルがはがれてなくても、タイルの上に晴れるので、タイルの冷たさから解放されます。
ユニットバスで落とせないぐらい汚れてしまった床の張り替えにも有効です。
柄や色は11種類ありますので、お風呂にマッチしたものが必ず見つかります。
ちなみに、タイルのお風呂からユニットバスに変えた場合100万円以上の工事費がかかります。
また、ユニットバスの入れ替えでも80万円から100万円オーバーの料金がかかってしまいます。
これでは、お風呂の床以外綺麗だし、設備もまだまだ使えるのに勿体無いですね。
バスナフローレを使った、浴室床工事だけでしたら10万円以下で工事できることがほとんどです。
しかも工事日数はたったの1日で完了するので、ユニットバスの1週間工事のようなストレスはありません。
バスナフローレ工事のご紹介
見た目はフローリングなウッドタイルのご紹介