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砂壁に壁紙は張れないので下地の工事をしてから張ります

砂壁の上に、直接クロスは張れないので下地が必要です。

仮に直接砂壁に張ってみたところで、くっついているのは一時的ですぐに剥がれてきてしまいます。

そのため、砂壁をクロス壁に変える必要があります。

砂壁からクロス壁に変更する場合、大きく2通りの工事方法があります。

(1)パテを塗装する

まず、砂壁の砂を落とせるだけサンドペーパーで落とします。

次に、その上に”シーラー”を塗ります。

これは砂壁のぽろぽろとした表面を固めて強度を付けるためです。

シーラーが乾いたら、砂壁全面にパテを塗ってデコボコをなくします。

このパテ処理は、2,3回行う必要があります。

これで下地処理が終わりますが、この下地処理を終えてからようやく壁紙を張ることができます。

ただし、この方法には大きな欠点があります。

それは、パテを壁の全面に何回も塗って”壁の層”を作っているため下地としてボードやベニアほど強くないことです。

そのため、年月が経つとパテが部分的にくずれてきたり、亀裂が入ってしまうという事象が起こる事があります。

(2)ベニアを張る

砂壁の上に、5.5ミリ以上の厚さのベニア板を張り付けます。

木工用ボンドをベニアの裏に塗って張り付けますが、砂壁面に張り付けたら上からタッカーやで固定します。

タッカーとは、建築用ホッチキスですね。DIYをやる方ならお持ちかもしれません。

しかし、エアータッカーで打ち込まないとうまく打ち込めません。エアータッカーはコンプレッサーとタッカーノズルが必要です。

これは一般の方はお持ちでないと思います。工具自体が高価です。

つまり、木工用ボンドだけでは弱いので、釘を打ち込んで固定する訳です。

うまくベニアを固定することができれば、この上から壁紙を張ることができます。

44bd2db2df_s (2)の砂壁の上にベニアを張り付ける方法の方が、(1)の壁全面にパテを何度も塗る方法よりも下地としては強いです。

そのため、どちらかを選べるのであれば(2)のベニアを張る方法をオススメします

(1)の壁への全面パテ塗りの処理は技術がいるため、内装屋さんに頼んだ方がいいです。

また、(2)のベニアを張る方法も、ベニアのカットから固定まで専門的な大工道具と技術が必要ですので内装屋さんに任せるべきです。

ちなみに、クロス職人と名乗っている人の中にも私の様に内装屋さんと同じ仕事ができる人がいます。

下地の工事とクロス張りは一緒に頼んだ方が安いので両方の作業を同時にやってくれる業者さんを探して下さい。

クロス・壁紙張り替えのご紹介


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