畳の床の場合、ペットのおしっこや、畳への引っ掻き傷は悩みの種です。思い切って畳からウッドタイルにリフォームすると快適に生活できます。また、お部屋もおしゃれに大変身できます。 8畳ほどのお部屋は1日で工事が完了してしまうため、リフォームのストレスもありません。
目次
室内犬のおしっこ対策
今回の工事のご依頼は、畳からウッドタイル(フローリング調の塩ビタイル)への工事です。
ご依頼主様は、室内犬を飼われていて、犬が畳を掘ってしまうためホームセンターでクッションフロアーを購入して畳の上に敷き詰めて対策しておりましたが、畳を守るクッションフロアーまでも引っ掻いて、破いてしまうため、思い切って畳からフローリングにしようとご連絡いただきました。
畳におしっこをされてしまい、畳に染み込んだことも理由の1つにありました。
(私の家でも畳の破損と、おしっこは経験済みですが、特に湿度の高い梅雨時期や、気温が上がる夏場は匂いが上がってきて、とても不快でした。。。)
工事の手順は
①畳を剥がして撤去する
汚れてしまった畳を剥がします。
②根太組みをする
畳を撤去すると、畳の厚み分、床が下がります。
一般的な畳の厚みは45mmから50mmとなっておりますので、分床上げをする必要があります。
木材を使用して、畳の厚み分の床組みをします。
③根太を組み終えたら、ベニア板を貼ります。
床を支える構造=根太組みが完了したら、ベニア板を貼ってウッドタイルを張れるようにします。
④ウッドタイルを施工します。
ウッドタイルとは、塩ビタイルの1種で、フローリング調の床材ですが、フローリングは木材で作られているのに対して、ウッドタイルは塩ビ(塩化ビニールの略です。優れた耐水性・耐酸性・耐アルカリ性・耐溶剤性 また、難燃性質という特徴があります。)で作られております。
フローリングではなく塩ビタイルを選択するワケ
材料の性質上、塩ビ素材は木材よりも耐久性が高く、耐水性が強いです。
フローリングに比べ、引っ掻き傷やおしっこをされてしまっても全く問題ないからです。
フローリングの場合は、木でできているため、おしっこをしてしますと水分が染み込んで、木が腐敗していってしまいます。
数回程度ではすぐに腐敗することはないでしょうが、1年もおしっこをされ続けてしまうと間違いなく表面から腐敗していきます。
また一見固そうなフローリングですが、材質は木材です。
掘られたり、引っ掻かれた場合は、数に傷がついてしまったり、大きくえぐれたりします。
フローリングの床に少し重いものを落とすと、凹んだ経験はないでしょうか?
固そうなフローリングも、実はそれだけ柔らかいのです。
それに比べ、塩ビ素材は強いので、耐久性があります。
このような理由から、ペットを飼っているご家庭や、いろんな人が住む賃貸物件のリフォームではウッドタイルをお勧めしています。
今回は、かなりカラフルな柄のウッドタイルを選んでいただきました。
ランダムに濃淡をつけてウッドタイルを貼りましてが、仕上がった感じはとてもいいですね!
お客様にも喜んでいただき、大満足の工事でした。
今回も工事のご依頼、ありがとうございました。
工事日数・・・1日