ネコちゃんは去勢すべきかどうか?また、去勢するならベストなタイミングはいつか?、をネコ好きで5匹も飼っている私の考えをお伝えします。
まず、ネコちゃんを飼育する上で、去勢することのメリットとデメリットは何かです。
メリットとしては、
- 前立腺や精巣の腫瘍などの病気を予防できる(オス)
- 子宮の病気などを予防できる(メス)
- 性的な欲求不満から解放される
- マーキング、叫び声が、ほぼなくなり性格も温和になる
があります。
次に、デメリットですが、
- 繁殖させたくても元の体には戻せない
- 肥満になる傾向がある
ということが挙げられます。
これらから猫を繁殖させるつもりがない場合は、病気の予防やオスならマーキングを防止することなどを考えても去勢することをオススメします。
また、猫の発情期は大抵、春と秋の年2回です。
発情期のネコちゃんの泣き声は、夜中中続きますし、その間は、気が荒くなったりと、飼い主にとってもストレスになります。
性的欲求を満たせないネコちゃんの中には、ストレスで病気になる子もいるぐらいです。
また、性的な欲求を満たせた場合は、メスはかなりの確率で妊娠します。
猫は、多頭出産ですので、平均で5匹くらいは子供を生むため一気に数が増えてしまいます。
生まれた子猫はかわいいですが、当然全部飼うわけにもいかず、もらい手が見つからない場合は、飼育放棄してしまう飼い主が出ます。
そのためでしょうか、日本では年間15万頭以上のネコちゃんが殺処分されている現実があるのです。
去勢もかわいそうですが、去勢しないのはもっとかわいそうかもしれません。
増えてしまって飼えない・・・などのことにならないようにも、私は去勢する事も飼い主の大切な任務だと思います。
では、ネコちゃんを飼った場合の去勢のタイミングはいつがいいのでしょうか?
一番ベストなタイミングは、ずばり”1回目の発情期が来る前”です。
特に、オス猫は、発情期を経験していまうと、去勢後もそのクセがなかなか抜けずにマーキングが直らなかったり、発情期のメス猫の期待に応えようとします。
ですので、1回目の発情期が来る前がベストな訳です。
それを過ぎてしまっても遅くとも2回目が来る前には、終わらせておきたいです。
ねこちゃんのストレスを考えても早いに超したことはありません。
一般的に、メスは、生後3〜9ヶ月で性成熟します。
オスは、生後9〜12ヶ月で性成熟します。
ですので、体力の付いた生後6ヶ月以内がベストと言えます。
一方で、体が生育する前に早期去勢をしてしまうと、尿路が未熟なまま育たず尿道結石になる猫もいるそうです。
早すぎるのも問題があるので、ある程度体力がついてからが好ましいと思います。
もちろん、時期についてはあくまで目安ですから、猫の個体差を考慮して獣医さんと相談して時期を決めるといいと思います。
ストレスをかけないもう一つの方法
去勢と同様にネコちゃんのストレスをかけない方法として、”怒りすぎない”ということが大切です。
子猫は、とてもやんちゃです。
飼い主としては、そこがかわいいのですが、元気に走り回り壁を上ったり、カーテンにまで登る子もいます。
そうなると、壁はボロボロ、カーテンもボロボロ・・・さすがに怒りたくなります。
言うことを聞かないネコにも、ある程度の注意は必要ですが、くれぐれも怒りすぎには注意して下さい。
言うことを聞かないネコのしつけはストレスになりますから、逆に、壁とカーテンをネコちゃん対策をすることで怒る必要をなくすご提案もあります。
こちらのページに詳しく書いていますので参考にしてみて下さい。
⇒「ネコちゃん5匹の飼い主として「猫のしつけ」について語ります」