猫の爪とぎは壁や床にかなりの損傷を与えます。見た目的にも生活上なんとかしたいものです。我が家も動物を多く飼っていますので、家の内装はかなり傷つけられますが、内装屋の私の場合は施工のプロですので、定期的に自分で修繕したり、爪とぎが不可能な素材にチェンジする施工をしています。しかし素人の方には、ご自身で施工することは難しいと思います。今回のご紹介は、素人の方でもプラダンという安い素材で簡単にDIYでできる壁を守る方法をご紹介してます。
プロではなくても簡単に猫の爪とぎから壁を守ることができるのです
猫の爪とぎから壁を守るには、プラダンという薄い板を壁に張る方法が簡単です。
素人さんがDIYでできるので、プロの私からもオススメできます。
猫などのペットを飼っていると、家の壁や床などでお悩みの方は多いと思います。
私の家でも、壁紙は猫に引っかかれ、床のクッションフロアで爪とぎをされ、畳も絶好の爪とぎ場となり、見るも無惨な状態です(笑)
ただ、私は幸いなことに職業が内装屋なので、壁も床も自分で張り替えられます。
ですので、私は普段からあまり気にせず生活していて、キズがひどくなってきたタイミングで定期的に張り替えています。
ただ、一般の方の場合は、ご自身で壁紙や床を張り替えることは難しいと思います。
ペットと同居するのに最適な壁紙材や床材がいろいろメーカーから発売されていますが、それを施工するのは一般の方には無理でしょう。
ペットと同居される場合は、このような壁紙や床材を業者に依頼して施工してもらうのをオススメします。小冊子『ペットと飼い主に気持ちいいリビングづくり7つの方法』をご用意していますので参考にしてください。
プラダンで素人さんでも簡単に安く爪とぎ対策ができる方法
今回のテーマは、素人の方でも爪とぎ対策ができる方法のご紹介です。
そこで、ご自身でできるDIY的なすごく簡単な方法としてプラダンを使う方法をご紹介します。
プラダンという素材が、ホームセンターに行ってもらうと売っていますし、ネットならAmazonでも買えます。
サイズは、幅90センチ、縦180センチが1枚のサイズです。
Amazonだと400円ぐらいしますが、私が普段使っているホームセンターだと1枚250円ぐらいで売っています。
軽量で扱い易く、猫の爪とぎ対策や犬の壁掘り対策に使えるのです。
色は、半透明のものが多いですが、探すと黒、青などもあります。
このプラダンを横にして壁に貼り付けて爪とぎから守ります。
安くて施工性の良いプラダンの設置方法
壁にどのように固定するかですが、両面テープやガムテープで張ってしまうと剥がす際に壁紙を傷つけてしまいます。
そこで、今回は、剥がした際に後が残らない方法として”仮釘(カリ釘)”と”養生テープ”を使う方法をご紹介します。
仮釘
仮釘(かりくぎ)とは、細い釘が使われてた仮止め素材で、何かを接着材で貼り付ける場合などに乾くまでの補助として使う釘です。
あくまで、仮止めの材料なのですが、プラダンぐらいでしたらしっかり壁に固定することができます。
この仮釘をプラダンの上から15センチから20センチ間隔ぐらいで打ち込んで停めていきます。
下部を養生テープで止めますので、床から数センチ浮かせて打ち込んでください。
これで十分に外れにくくなりますが、猫ちゃんがが仮釘にじゃれて取れてしまっては危ないですので、打ち付けた仮釘の上からテープを貼って落下防止をします。
写真でご紹介した例では、わかりやすいようにピンク色の養生テープを張っていますが、普通は透明色のテープを使った方が目立たなくていいと思います。
透明のテープとしては、段ポールの梱包で使うような透明のテープがいいと思います。
養生テープ
上部は仮釘で止めて、下部は養生テープを使って壁の下にある巾木に貼り付けてください。
少しプラダンを浮かせて停めているので、プラダンの上から養生テープで巾木に貼り付けることになります。
完成
これで、壁が猫の爪とぎから守れますし、いつでも跡を残さずにキレイに取り外すことが可能です。
正直、見た目はイマイチですが、DIYで簡単に施工できるのでオススメの方法です。
今回ご紹介した方法は、あくまでDIYで簡単に施工する方法ですので、本当に見た目をキレイにしたい場合は業者に依頼してペット対応の壁紙に張り替えてください。
業者に依頼される前に、ペット対策に関する情報をまとめた小冊子『ペットと飼い主に気持ちいいリビングづくり7つの方法』が参考になると思いますのでこちらからご請求してご覧ください。
⇒『ペットと飼い主に気持ちいいリビングづくり7つの方法』