猫とは、どんな性質の動物なのか?
我が家では、猫だけでも5匹飼っています。(犬は7匹)
猫の性質は、こびない、自由気まま、上下関係があまりない、マイペース、などですね。
このようなある意味ネガティブな声が多いかもしれませんが、実は猫はとても繊細な動物なのです。
例えば、相手が人間だとしてもそうですが、一度恐いと感じたモノや行動に対しては、その感覚が元に戻るのがとても難しいのです。
仮に、元に戻るとしてもものすごい時間がかかる動物です。
その証拠を我が家で実際にあった話としてご紹介します。
我が家の猫たちは、とてものんびりした性格で甘ったれです。
犬に対してもフレンドリーで、猫、犬どちらに対しても怒ったことも、ケンカをしたこともなく、いつもお腹を見せるほど無防備な猫です。
・・・正確に言いますと、数年前までそういう猫でした。
ところが、数年前に我が家は引っ越しをしました。
そして、猫と犬を連れての引っ越しはそれはもう大変でした。
犬はまだマシだったのですが、猫は「家に住む」と言われているぐらい家ですので、家の中で飼ってきた猫は外に恐怖を感じています。
引っ越しの際は、ケージが足りずに、仕方なく段ボールに猫を閉じ込めて大移動をしました。
ところが、もう少しで新居のドアの前というところで猫が段ボールから飛び出してしまいました。
恐らく、段ボールに閉じ込められ、乗ったこともない車で移動させられたので相当恐怖を感じていたのでしょう。
段ボールを飛び出した猫は猛ダッシュで走り、なんと壁に激突して歯茎から血が出るほどのけがをしてしいました。
逃げ出した猫はなんとか捕まえましたが、それから当分の間はものすごく警戒心の強い猫になってしまったのです。
今では少し警戒心は和らぎましたが、それでも昔ほど無防備な猫ではなくなってしまっています。
なんとも、かわいそうな体験をさせてしまったものです。
このように、特に猫の場合は、嫌な体験をいつまでも覚えている性質があります。
ところで、このエピソードと同じ話になるのですが、猫をむやみに叱ったり、罰したりしない方がいいのです。
家で飼う場合は、猫の場合は”しつけ”よりも人間の方する”工夫”の方が大切です。
ブログでも何度も書いていますが、猫の爪研ぎに対しても怒るのではなくて、人間の方が対策をする方がはるかに愛猫と楽しい生活が送れます。
愛猫との楽しい生活をするための対策をまとめた小冊子を作りましたので参考にして下さい。
⇒『ペットと飼い主に気持ちいいリビングづくり7つの方法』