フローリングの床は、犬の足腰に負担がかかってしまう床材です。 硬く、滑りやすいため怪我や犬の足の病気にも繋がります。 犬の足を考慮して、フローリングに対する対策方法も多くあります。滑り止めワックスを塗ったり、ジョイントマットを敷いたり、フロアーコーティングをしたりと様々な方法があり、効果やメンテナンスも一長一短です。そんな中で、犬の足に優しく、匂いや汚れに強いペット用クッションフロアをご紹介します。内装屋の私の家でも実際に使用していて、3年以上施工時と変わらず綺麗に保ってます。
目次
床に滑り止め「ワックス」を塗布する
この手のワックスは、ホームセンターやamazonなどでも購入可能ですの、ご自身で簡単に施工すことができますので、とりあえずの応急処置にはすぐ対応できますね。
値段も500円代から数千円のものまで幅広くあります。
ただこの床ワックスですが、効果レベルは 「すべっても軽い力で踏ん張ることができるので、転ぶことが少ない状態になる」という程度の効果です。
また、効果も半年から一年ぐらいですので効果が薄れるたびに塗り直す必要があります。
ジョイントマット・タイルカーペット・コルクマットを敷く
ジョイントマット・タイルカーペット・コルクマットのいいところは、足への衝撃を緩和してくれることと、汚してしまっても部分的に交換が可能な床材なので、万が一汚してしまっても、その都度しっかり部分交換をすれば綺麗に保つことができます。
マイナス部分は、オシッコなどの汚れは吸収してしまうことです。
特にタイルカーペットは絨毯や畳同様にまったなしに吸収されてしまうので、汚されてしまった部分は交換が必ず必要です。
また、毛足の長いタイルカーペットは、犬の爪が引っかかるので、毛に爪を引っ掛けて爪が剥がれるてしまう事故にも繋がるので、タイルカーペットを選ぶときは、毛足の短いタイルカーペットを選択するようにします。
ジョイントマットやコルクは、タイルカーペットに比べると拭き取りやすいですが、それでも染み込んでしまうので、匂いの原因になりますのでやはり、部分的な交換が必要です。
ジョイントマット・タイルカーペット・コルクマットは足へは優しいというプラス面がありますが、汚してしまった場合は、部分交換をする必要がありますので、汚す頻度にもよりますが
・交換に手間がかかる
・床材にお金が常にかかってしまう
というマイナス面があります。
フロアコーティング フローリングの床にコーティングをする
ガラスコートやシリコンコートやUVコートなど、コーティングにも種類があります。
犬が滑りずらくなるのが、シリコンコーティングです。
耐久年数も15年以上をうたっている宣伝が多く長持ちしそうです。(試したことがないので実際の耐久年数は不明ですが・・・)
フローリング自体をコーティングするので、おしっこの染み込みや床への傷なども心配する必要がなく床を綺麗に保てそうです。
工事も1日で完了します。
ただし、コーティング後はその日のうちは乾いてないので、歩けないです。
ですので、お引越しの入居前のタイミングでもちろん家具がない状態でないと施工は難しいです。
乾燥に時間が必要なので、家具を移動しながらは出来ないからです。
フロアーコーティングは空室工事が大前提です。
犬好き内装屋が自信を持ってすすめるペット用クッションフロア
ペット用のクッションフロアは、ペットのおしっこ臭や汚れに対応したクッションフロアです。
もちろん、滑りにくくペットの足に優しい素材の床材です。
私の家には現在、6匹の小型犬を家の中で飼ってます。
以前はフローリング床で、おしっこをフローリングでいつもしてしまう犬がいるのですが、掃除をしても匂いもだんだん染み込んで行ってしまい、梅雨時期のジメジメした季節はなんとも言えない匂いに悩まされていました。
また、パテラという関節の病気の犬がいるのですが、フローリングの上ではゆっくりしか歩けません。
そんなことも重なって、フローリングの上からペット用クッションフロアを新たに貼りました。
もう3年以上経過しますが、汚れも綺麗に拭き取れて、おしっこの染み込みもなく匂いも全然立ち上げてきません。
関節の弱い犬も、床で走れるようになりました。
これにはびっくりです。
実際に自分の家に貼って、3年以上も経過を体験しているので、このような悩みがあるお客様や、知人には太鼓判を押してオススメしています。
実際に、家が快適になったと、とても喜んでいただける床材ですので、犬がフローリングで滑ったり、おしっこをしてしまうような場所には自信を持ってお勧めできます。