カラークロス(壁紙)を選ぶ際のプロ職人が教えるコツ

クロス張り替えの時に、どの壁紙を選んでいいか悩んでしまう方が結構多いことに気づきました。

一度張り替えたら10年くらいは張り替えないのが普通ですから、クロス選びに慎重になるのも理解できます。

ただ、私がいつも言わせていただいているのは、「どの素材を選んだり組み合わせたりしても、おかしくなってしまうことはまずない」ということです。

ただ、洗面所やトイレなどの狭い水回りの空間に適した柄の壁紙というのがあります。

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このような場所に使う柄は、お好みにもよりますが、お部屋全体に張るのはお勧めしていません。

この水回りに適した壁紙の柄としては、小さな花柄などがありますが、この手の柄は狭いスペースで一日の滞在時間が短いからいい感じで使えるわけです。

この柄をお部屋全体に貼ってしまうと、ほとんどの方がすぐに飽きてしまったり、あるいは目が疲れてしまったりするようです。

ただ、花柄を使いたいときは方法がありませして、大きな柄を選んで、それをお部屋の一面のみにアクセントとして貼り付ける方法ですといい感じになります。

この一面だけ基本の壁紙と全く異なる壁紙を張って、”差”を付ける方法はよく使われます。

そして、この張り方によってお部屋のお洒落度はアップします。

全く同じ方法で、柄の壁紙を使うのではなく色で”差”を付ける方法もあります。

基本色を白にしてアクセント色を黒やオレンジ、または、白に茶色など組み合わせなどセンスで自由に組み合わせられます。

(写真2枚、アクセントクロス)

この色での”差”を付ける張り方をする場合のポイントとしては、極端に違う色を選ぶことです。

例えば、白に茶色系でアクセントを付けたい場合、ベージュなどの微妙に薄い色では引き立ちません。

ぼやけた部屋のイメージになってしまいますので、この場合ははっきりした茶色を選ぶのがいいです。

黒までいかなくても、焦げ茶でもOKなぐらいです。

要するに、全く違う色を使うのがアクセントクロスをやる場合のポイントです。

これ以外には、白以外の壁紙を選ぶ場合のポイントがあります。

お部屋のクロスをベージュやピンクなど少し色味をつけたい場合に、壁紙の見本帳を見ての印象と実際に張ってみた場合の結果が全然違うので注意していただきたいのです。

壁紙の見本帳を見て受けた印象が「少し色が濃いかな?」と思っても実際に壁に張ってみると全然濃くなかったということがほとんどです。

これは、今まで白以外のカラーを選んだお客様が必ずと言っていいほど言われる感想です。

なぜこのような現象が起こるかと言いますと、同じ色でも小さい範囲でみると濃く感じ、大きな範囲でみると薄く見えるからです。

壁紙を選ぶ見本帳にある、クロスの見本は結構小さいです。

具体的な色の濃さを選ぶ指標としては、色の濃さが1から10段階あった場合で7ぐらいの濃さにしたいと思ったなら、8か9ぐらいの濃さを選ぶとイメージに近くなります。

カラー壁紙を張られる場合は、参考にしてみてください。

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