アクセントクロスとは、メインで張る壁紙とは異なる色や柄の壁紙をどこか一部に張ることによって空間にアクセントを付ける壁紙の施工方法です。例えば、白一色の壁のお部屋のどこか一面にオレンジや緑といった全く違う色を使うとお部屋の印象がぐっと変わります。このような壁紙の選び方1つで、お部屋に高級感を出すことが可能になります。ただし、メインのクロスと同系色のクロスだと、アクセントが弱く、せっかくポイントでクロスを変えても、ぼやけた感じになってしまう場合が大です。まずは、全く違う色の壁紙を洗濯してみるほうが良いです。賃貸物件でアクセントクロスを使用することで、賃料アップにつながったケースもありますので、試してみる価値はあります。
アクセントクロスの失敗例
アクセントクロスの選び方のポイントはメインの壁紙と全く違う色使いをすることです。
白がメインの場合、白系のアクセントクロスではぼやけてしまいます。
例えば、この写真のようなアクセントの付け方はあまり引き立ちませんから失敗例と言えます。
もちろん、配置する家具の色合いなどによっては、こういった配色でもマッチしますが、同色系のアクセントクロスはある意味では上級者向けと言えます。
ですので、初めてのアクセントクロスにチャレンジする方は、最初は全く違う色同士の組み合わせを試してみた方がいいと思います。
同系色で強弱をつけるという上級者テクニック
あえて同色系の使い方でのアクセント付けたい場合は、緑系を使う場合なら”薄い緑”と”濃い緑”など強弱を付けるといいと思います。
その他の同系色なら、赤にオレンジ、水色に青、黄色に緑、などで同系色の強弱をつけることによって成功します。
ただし、繰り返しになりますが、白にベージュやアイボリーは私の経験上引き立たないのでお勧めしません。
やはり、白系同士は避けた方がいいと思います。
もし、壁紙を貼り替える機会がありましたら、せっかくですからどこか一部分でもチャレンジしてみてはどうでしょうか?
賃料アップも狙える賃貸物件のアクセントクロス
特に、賃貸物件のオーナー様にはオススメできます。
私が張り替えをさせていただいた賃貸物件のオーナー様の物件で、アクセントクロスを張ったお部屋があります。
アクセントクロスが結構人気があるようで入居率もアップしているようです。
もちろん、賃貸物件のオーナー様だけでなく、ご自宅の方にもオススメできる壁紙の貼り方です。
1面だけのアクセントクロスを業者に依頼すると工事費は割り高?
1面だけをアクセントクロスに張り替える工事を業者に依頼すると、工事費は割高感を感じるかもしれません。
1面だけの壁の張り替えは、おおよそ1~2時間程度で終わります。
少ない工事内容ですが、工事費の算出方法は、材料費+経費+職人の日当 となります。
1,2時間の作業でも、職人の1日分の日当は発生するため、短い時間の作業なのに高いなと感じる方もいるかもしれません。
しかし、その工事のために日にちを取っていますので、妥当な請求なのです。
必要のない工事を無理に増やす必要はありませんが、他の張り替えを検討している場合は、その張り替えと一緒にアクセントクロスを依頼する方が、日にちを変えて個別に発注するよりもトータルの工事費は、安くなります。
例えば6畳の壁の1面だけアクセントクロスに張り替えた場合と、6畳壁全てをハイグレードクロスに張り替えて、1面だけをアクセントクロスに張り替えた場合の料金を比較してみます。
都内で、工事費+材料費+残材処分費+経費を全て含んだ場合の金額です。(消費税別途)
(例)
アクセントクロスのみ…約35000円
6畳壁4面ハイグレードクロス..約55000円
壁1面で35000円、全ての壁で55000円です。
どうせなら、全面張り替えた方がお得なことがわかります。