家の中でワンちゃんを飼おうと思っている方で、ケージに入れるかどうか悩まれている方も多いようです。
私の意見としては、”入れるべきではない”ですのでその理由をご紹介したいと思います。
実は、最近になって私の事務所で犬を預かることになりました。
それも、大きな秋田犬です。
実は、このワンちゃんは越谷の保険所で殺処分寸前になっていました。
殺処分を避けるために、預かり手が見つからずに回り回って私に相談があったわけです。
これから、里親さんを探すことになりますが、とりあえず名前は”ハナコ”と命名しました。
すごくおとなしくていい子です。
先日は、奥さんの知り合いのドッグトレーナーさんに一度来てもらってしつけてもらいお座りもできるようになりました。
ハナコの話が長くなりましたが、ケージの話に戻します。
仮にも仕事場ですので、誰もいないときは放し飼いはできないと考えて大きなケージを借りてその中に入れておくことにしました。
しかし、ハナちゃんは身体が大きいので窮屈そうでかわいそうだと思っていました。
早くいい里親さんを見つければいいのですが、そんなにすぐに見つかる訳もないのである程度は事務所にいることになります。
だからといって、ケージに閉じ込めるのはかわいそうすぎる・・・・
どう見ても、ケージ中心の生活では犬のストレスが溜まりそうです。
四六時中ケージの中に閉じ込めておくと、ワンちゃんはストレスで伸び伸びとした性格にならないそうです。
ある程度の自由があり人間の愛情を感じられないと穏やかな性格にならないようなのです。
ちなみに、ケージは使いようによっては躾(しつけ)の一環として使えます。
例えば、寝るときはケージの中、ご飯のときはケージの中といった感じで使う場合です。
ハナちゃんについては、里親さんが見つかるまでは伸び伸びとさせてあげようと思い”部屋”を作りました。
部屋というか、ハナちゃんが動き回れる”エリア”といった方が性格です。
事務所の隅っこの方にドリルで穴を空け、アンカーを埋めて、そこにアイボルトを取り付けました。
外出時は、このアイボルトに2メーターぐらいの長さリードをつなげておくことにしました。
これで、ハナちゃんはケージにも入れますし、半径2メーターは自由に行動できます。
私の事務所は、配達の業者さんも出入りしますので、放し飼いにしてしまって飛び出してしまっては困ります。
現状では、2メーターぐらいの行動範囲がベストになります。
これで、ハナちゃんのストレスも軽減できていると思います。
ハナちゃんの部屋(エリア)には、床にはクッションフロア、壁にはプラスチックベニヤ(プラベニヤ)を使っています。
床のクッションフロアは、ノリで貼り付けるのではなく、四隅をテープで貼りいつでも剥がせる状態にしてあります。
壁のプラスチックのベニアは、仮釘で止めてあり、下部はテープで貼り付けてとめています。
これで、事務所の壁も床もばっちり守れています。
里親さんが見つかっても、すぐに事務所として回復することができます。
ケージの話ですが、ハナちゃんのような大型犬でなく小型犬ならケージで大丈夫なのでは?という考えもあります。
ただ、体の大小に関わらずケージはワンちゃんのストレスになりますからよくないようです。
ケージを使うなら、あくまでも躾の一環として一時的な使い方にとどめるべきだと思います。