洋間でじゅうたんを使うことはかなり減ってきたように思います。ほとんどの洋間は、特に衛生面で有利なためフローリングが施工されているようです。ただ、フローリングにも傷つきやすいなどの弱点があります。そのため賃貸物件の場合は、最初からウッドタイルという床材を使うのも選択肢として有効です。
フローリングVS絨毯
フローリングは、絨毯や畳に比べて格段に衛生面で勝ります。
絨毯や畳は埃や毛などが付着しやすく、掃除機をかけても表面的な衛生面しか保てません。
じゅうたんの中に入り込んでしまった埃などを全て取り除くことは難しいです。
そのため、数年おきに張替えをしないと、綺麗な状態は保てません。
それに比べてフローリングは埃が素材の中に染み込んでしまうということはないので、表面のお掃除で綺麗な状態を保つことができます。
液体などをこぼしてしまっても、絨毯や畳のように水分を全て吸収してしまうこともありません。
フローリングの弱点
ただ、フローリングは木材でできていますので、液体をこぼした状態を放置してしまいますとシミになってしまいます。
また、湿気の多いお部屋で家具を長い間置きっ放しにすると、湿気がこもってフローリングが腐敗する可能性もあります。
そうなってしまうと、最悪はフローリングを張り替えることになります。
フローリングの難点は、構造上部分的な張り替えができないため、やるとすると全面張り替えになってしますことです。
また、既存のフローリングを解体するためゴミも多く出ます。
産廃費用もバカにならない金額となりますので予算として考慮しておく必要があります。
ウッドタイルはフローリングに勝る?
ところで、当店がフローリングの張り替えを依頼されたら別のご提案をします。
フローリングの張替えに変わるオススメの床材があるのです。
それは、ウッドタイルです。
ウッドタイルの特徴は『ウッドタイルで床リノベーション』でご紹介してますので、参考にしてください。
ウッドタイルの大きな特徴は
- 木材ではなく塩ビ素材なので水や汚れに強い。
- フローリングよりも傷がつきにくい。(フローリングは木材、ウッドタイルは塩ビ)
- 1枚1枚を部分張替えが可能。(フローリングは部分張替えができない。)
- 厚みが2mm~3mmなのでフローリングの上に重ねて施工できる。
- 床暖房に対応しているウッドタイルもある。
- 色や柄が豊富にあっても値段のばらつきも小さいので選択肢が多い。
このような特徴がありますが、本当に残念なことはこのウッドタイルを知らない方が多いことです。
フローリングの張り替えするならウッドタイル
フローリングの張替えを検討されている方は、このウッドタイルも選択肢として検討すると、予算を抑えたリフォームができます。
また、賃貸オーナー様の場合は、新築を建てる場合も木へのこだわりがなければフローリングにする理由もありません。
つまり、最初から、傷がつきにくく、部分張替えが可能なウッドタイルを選択するのもありということです。
賃貸物件は、入居者の使い方によっては、フローリングに大きな傷がついてしまったりします。
また、使い方が悪くて、濡れたものを置きっぱなしにしたり、家具を同じ場所に置いておくことによって、部分的にフローリングが腐敗するケースもあるようです。
賃貸物件は最初からウッドタイル
このように考えると、賃貸物件は最初からウッドタイルがいいと言うのが当店の考えです。
ウッドタイルの水に強い、傷がつきにくいの特徴を考慮すると、初めからウッドタイルを施工しておいた方がメンテナンスの費用と時間の短縮につながるからです。