中古物件のリフォームで損しないために必要な知識

お金の借り方

中古物件をリフォームする為に融資を受ける場合、銀行のリフォームローンが利用できます。

このローンは住宅そのものを購入する住宅ローンとは違い、原則的に担保や保証人を必要としない無担保融資として受けることができます。

同じ無担保融資でもカードローンなどのフリーローンではなく、利用目的が決まっているローン為、比較的低金利での借入れが可能です。

このリフォームローンは大手の都市銀行、及び一部の地方銀行やネット銀行でも扱っており、年利2~4%程度の金利で15年以内の返済という条件のことが多くなっています。

最長が35年のことが多い住宅ローンと比べると早めに返済が求められますが、融資を受けられるのは最高でも1000万円までのことがほとんどなので、その1000万円を借りる場合でも、年間に100万円の返済が可能であれば充分に利用できると言っていいでしょう。

リフォームローンは各銀行のホームページで受け付けていることもありますが、高額の借入れになる為、店頭で融資金額や返済期間を相談しながらの契約をおすすめします。

長期間の返済になるので、固定金利、変動金利のどちらを選択するかで将来的な支払い額が少なからず変わってきます。

このような点も考えて契約を行う必要があります。

このローンは無担保融資となりますが、総量規制とは無縁のローンなので、年収による借入れ金額の制限はありません。

ですが、各銀行によって契約を行える最低年収額が定められていたり、審査によっては希望の金額の借入れが行えないこともあります。

この点は留意しておいてください。

業者の探し方と契約の仕方

業者の探し方としては専門職に直接依頼することをお勧めします。

例えば、設備工事は設備屋さん、クロス工事はクロス屋さん、塗装工事は塗装屋さんへといった感じです。

総合窓口のリフォーム屋さんに一括で依頼する方法もありますが、マージンがかなり上乗せされることは目の見えてますので、金額は業者に個別発注するよりも高くなってしまうでしょう。

ただ、個別発注する必要がないので、その点は依頼する側は、それぞれの業者と打ち合わせをする必要がなくなりますので楽ではあります。

個別発注する場合も相見積もりを取るなど、適正価格を把握することが大事です。

詳しくは『正しい業者の選び方』を参考になさってください。

業者の探し方としましては、ネット検索やタウンページで探す方法があります。

また契約は見積もり項目を把握して契約しましょう。

依頼側と、業者側で工事内容や工事箇所の認識の違いがある場合、いった言わないの話になってしまう場合がありますので、工事内容、金額、工期がしっかり記載されている見積書を確認して、契約書を交わすようにしましょう。

リフォームする場所の優先順位

全てをリフォームすると切りがないし予算も大きくなるのでそれを避けるために、どういった箇所から優先順位をつければいいか?

中古物件をリフォームする場合、一戸建てなら、まず優先すべきところは、屋根・壁などの外装です。

外壁にひび割れがあるなど、見た目にも劣化がひどかった場合は、雨水の侵入により給排水管のサビや建物内部の腐食を引き起こして、家全体に影響を及ぼすことになるため、早めに手をうつ必要があります。

次に優先度が高いのが、壁紙の張り替えや畳の張り替えです。

生活に支障のある部分ではないので、後回しにしがちですが、居住中に張り替えるとなると、家具の移動など、かなり大掛かりになるからです。

比較的費用がかからない部分なので、いずれ必要になると考えるなら、入居前に行っておいた方がよいでしょう。

壁紙や畳などは生活臭がつきますので、中古物件といえども、せっかく新居を購入して新たに生活をするのに、慣れていない他人の生活臭はあまりいいものではないです。

また、長期の使用によって、埃っぽくなっている場合もありますので、ハウスシックや喘息の対策にもなります。

畳も壁紙同様に長期の使用によって、誇りをかなり吸い込んでいます。

また、ダニがいる場合もありますので畳はかなあらず張り替えたほうがいいです。

次に優先度が高いのは、水周りの設備機器やエアコンの交換でしょう。

そのうち交換しようと思っている場合は、クロス張替えのタイミングで交換してしまいましょう。

今着いている機器と必ずサイズが変わってきます。

壁紙や床材と干渉していますので、交換の際は壁紙や床材の張り替えが必要になってしまう場合がほとんどです。

後々交換する予定の場合は、内装工事と同じタイミングで交換してしまうほうが、あとあと交換して、無駄に張り替え工事をしなくて済みます。

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