穴が空いた壁の修理を業者に頼まずパテなどで修理する方法

今回は、壁修理のプロであるクロス職人の私がの空いてしまった修理の仕方をお伝えします。

ちなみに、何かをぶつけてしまって空いた程度の穴でしたら、業者に依頼した場合の修理費用は”2~3万円”ぐらいです。

つまり、この金額が高くないと感じられている場合は、言うまでもなくプロに修理を依頼すべきです。

では、早速ご自身で修理される場合の方法ですが、クロスの下地が石膏ボードである場合の補修方法をご紹介します。

一般的に、プロの補修工事は、穴が空いてしまったボード部分を四角く切り取り、そこに下地となる木材を入れてその上から同じサイズのボードを張りつける根本的な補修をします。

ただ、この方法はDIYでやるには難易度が高すぎますので、今回ご紹介するのはリペアプレートとパテを使った補修の方法になります。

修理に用意するものは、カッターナイフ、リペアプレート、パテ、パテベラ、パテ板、サンドペーパーです。

※リペアプレートとは、穴補修のためのメッシュ素材の補修材です。パテを使って補修することを前提にしたものです。

(1)まず、穴が空いた周辺のクロスと、その周りの浮いてしっかりくっついていないボード紙を剥がし切ります。

(2)穴を覆うようにリペアプレートを貼ります。 ちなみに、リペアプレートではなく、同じくメッシュ素材のファイバーテープを使う方法もあります。

※ファイバーテープの場合は、穴の周辺を縦横に何回か張りって穴を防ぐ必要があるため面倒です。そういう意味で、1回張るだけで穴がふさげるリペアシートをご紹介しています。また、リペアシートの方が丈夫で強度が高いです。

(3)リペアプレートを張ったことで、ボードに数ミリの段差ができます。そこで、これをパテを使って平らにします。 水で練ったパテを塗り、それが乾いたらサンドペーパーでこすって処理します。 段差をキレイに無くすためには、この作業は2,3回程度必要ですので、元の壁とリペアプレートが一体になるまで作業します。 段差がなくなれば、下地作りが完了になります。

(4)最後に、クロスの補修をして完了ですが、クロスの補修方法についてはこちらのページにまとめていますので参考にして下さい。 ⇒参考『猫が爪で引っ掻いた壁紙は修復できるのか?プロの職人の答え

 

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