和式便器から洋式便器の変更の工事は、和式便器を解体して、配管をやり直してから、トイレ室内の壁と床の下地ボードやベニアを新しくします。その後に壁紙と床のクッションフロアを貼って内装仕上げ工事を完了させてから新しい洋式便器を設置して完了します。費用は便器とウォシュレットの費用と、工事代金を全て含めて50万円ほどが相場となります。洋式便器に変更するメリットは、体勢が楽で冬でも快適に使用できる点などです。節水にも大きな効果があります。
目次
和式便器と小上がりの床部分を解体する
和式の便器はこのように、床が一段上がって便器が設置してことが多いです。
この一段上がっている床の中は、和式便器の排水管が配管されている場所です。
このような設置の場合には、様式の便器に変更するために、大ハンマーとはつり機械を使用して、和式便器と一段上がっている床を解体します。
排水管や給水管を配管する
新しい洋式便器を設置するために、設置する便器に合わせて排水管と給水管を配管し直します。
給水管は和式便器に使用していた給水管を使用する場合もありますが、設置されている給水管の場所によっては、見栄えが悪いなどの場合があるのでその場合は、給水管の位置も変更する方がいいでしょう。
トイレの床を造作する
配管が終わったら、トイレの床を配管の上に作ります。
床下には配管が隠れている事になります。
トイレの内装工事
基本的なトイレの内装工事の順番
壁のボードを貼り直す→クロスを貼る→クッションフロアを貼る
和式便器が設置してあるトイレの内装は、壁が床から90cmくらいまでタイルばりであったりすることが多いです。
また、一段上がっていた床を解体した事によって、一段上がっている床に接地hしている壁は、タイルがない壁であることが多いです。
ですので、壁下地を修復する工事が必要です。
せっかく様式の便器に変更しますので、使い古した壁タイルは全て撤去し、新しくボードを貼ってクロス貼りの内装仕上げにする方法が、綺麗なトイレ室を作成できます。
便器を取り付ける
便器を取り付けて完成になります。
写真の便器は、手洗い器無しタイプです。
手洗い器があるタイプも選択できます。
広さに余裕があり、収納も欲しい場合は、上の写真のように手洗い器を別途取り付けることもできます。
工事日数
工事に必要な日数は3日間です。
1日目 便器解体、配管工事
2日目 壁下地、床下地造作
3日目 クロス貼り、クッションフロア貼り 便器設置
一般的には、このような工程で工事が完了します。
工事にかかる費用
和式便器から洋式便器に変更する工事の料金は、おおよそ50万円です。
どのような便器とウォシュレットを選定するかで金額は変わってきますが、中間グレーその便器を選択した際に目安となる料金です。
工事ごとの参考金額
解体工事 | 5万円 |
配管工事 | 9万円 |
電気配線工事 | 3万円 |
壁、床下地工事 | 10万円 |
内装仕上げ工事 | 4万円 |
便器設置接続工事 | 2万円 |
産廃費 | 4万円 |
便器、ウォシュレット 本体費用 | 10万円 |
諸経費 | 3万円 |
合計金額 | 50万円 |
和式便器から洋式便器に変更するメリット
体勢が楽
洋式トイレのメリットは、何と言っても体勢が楽ということです。
和式便器のようにしゃがむ必要がないので、足腰が辛くなく快適にトイレを使用できます。
また、妊婦さんや高齢者の方などは、和式便器を使用していて体勢が支えられずに転倒するなどの事故も考えられます。
洋式便器では転倒はありませんので、安心して使用できます。
寒い時期でも快適 ヒートショックを予防
洋式便器の便座は、温便座を導入することが出来ます。
そのため、便座が暖かいので冬の寒い時期でも暖かくトイレを使用できます。
寒暖差から起こる、ヒートショックも予防できます。
節水ができる
和式便器で使用する排水量は、約16リットルの水量を使用します。
洋式便器は、平均6リットルの水量で排水が可能ですので、節水に大きな効果があります。
また、最新の節水便器では3リットル台の水量で排水出来る便器も出ています。