工事の内容
- 天井解体
- 既設換気扇(送風機)撤去
- ロスナイ設置
- ダクト接続
- 天井復旧
- クロス貼り
以前、内装工事をさせていただいた「スタジオ21」様からの工事のご依頼でした。
入居前から設置してある換気扇の音が大きくなってきたことと、また30年程度も使ってきて古くなったこともあり、換気扇の交換をご依頼いただきました。
また、新型コロナの影響で、3密対策の一環としてスタジオ内の換気も心配だったと言うことでした。
写真の天井の下がっているところに、換気扇本体がおさまっていました。
以前導入されていた換気システムは、外部の空気を室内に取り込む「給気」と室内の空気を外部に排気する「換気」の系統が分かれていました。
これですと、室内をエアコンなどによって、快適な温度に保っているにもかかわらず、夏場は外部の暑い空気を室内に取り込んでしまいます(冬は冷たい空気を店内に取り込んでしまいます)。
排気に関しても、せっかくエアコンなどで室内を冷やしても(冬は温めても)、換気扇によって、適温の空気をどんどん外部へ排気することになってしまいます。
そうなりますと、エアコンは常にフル稼働している状態なので、エアコン自体に負担がかかったり電気量金が大きく上がってしまいます。
そこで、冷やした(温めた)空気の大半をキープしたまま換気できる熱交換形換気(ロスナイ)の導入を導入させていただきました。
ロスナイ(三菱電機)は、給気と換気を同時に行います。
ロスナイ内部では、熱交換が行われ約5~8割の熱エネルギーを回収することができます。
そのため、夏場はクーラーで冷やした冷気の大半を外部からの空気と交換し室温の低下を防ぎます。
ロスナイに加えて、外部の空気を取り込む際に、空気の汚れを除去するためにフィルターを設置しました。
以前設置してあった、給気はダクトの途中にフィルターの設置もありませんでしたので、外部の空気をダイレクトに室内に取り込んでいました。
そのため、外部の汚れた空気がダイレクトに室内に入っていたため、給気口にはホコリが多くたまっていました。
フィルターを設置することで、室内の空気をきれいな状態に保てます。
既設の換気扇を撤去するために、天井部分を解体しました。
写真がその換気扇ですが、工場用に設置する規模の送風機です。
55㎡のスタジオには大きすぎます。(音がうるさいのも機器が工場用のもので大きすぎるのが原因でした)
写真が撤去した送風機ですが、あまりにも重かったため大男が4人がかりで搬出しました(笑)
撤去後、ロスナイを設置して既設ダクトとロスナイ本体を接続しました。
天井内のダクトは既設のダクトを使用しています。
ロスナイを設置して、試運転完了後に天井を復旧しました。
以前の送風機よりロスナイはサイズが小さいので、天井内に収めることができました。
天井はフラットになりスッキリしました。
下り天井が無くなって、見た目がかなりスッキリしました!
もちろんロスナイは音も静かです。
今回も工事のご依頼ありがとうございました!
多目的レンタルスペース《スタジオ21》
東京都台東区浅草橋3-1-3 竹中シャルム地下1階
TEL:080-6600-1221(受付時間10:30~18:00)
アクセスの良い55㎡(約34畳)の地下スペース
ダンスはもちろん、ヨガ、格闘技、芝居稽古場、各種スクール、ワークショップ、オーディション会場、撮影会場、フォトスタジオ、小劇場、会議室など、多彩な用途にお使いいただけます。