買取店内装工事実績(23坪・商業施設テナント)

今回は、海老名駅から徒歩3分の丸井ファミリー海老名店におたからやさんが出店するための工事を施工させていただきました。

買取専門店の出店工事は今回で2店舗目の工事となります。

工事の着工は2023年の1月からでしたが、準備は2022年の9月から行ってきていました。

そのため丸井本社へ出向き、クライアント様と同席して出店と工事に関わる説明会にお伺いさせていただきました。

このような大規模商業施設の工事の場合は、提出書類や図面の枚数も多くなり、一般の制約のゆるい工事に比べて打ち合わせが重要になります。

11月には工事の内容や修正点、工事図面とパースを完了して、翌年からの工事のスタートに備えられました。

実際の工事は、日中は他のテナント様が営業しているため、閉店後の夜間での作業となりました。

工事前の様子

今回おたからやさんが出店する場所には、以前はアパレルショップが入っていたそうです。

天井だけ既存で残っていましたが、その他の壁は解体されており、床もコンクリートの下地の状態でほぼスケルトンの状態でした。

墨出し作業

 

まず、壁を立てる位置などを床に書いていく「墨出し」作業をしました。

図面と照らし合わせながら、間違いがないか何度も確認しながら墨出しを行います。

床に出した墨通りに全ての造作物を作っていきますので、墨出しに間違いがあると手直しが発生するため、慎重に行うべき工程です。

LGS組み立て

LGSとは、壁や天井の下地となる軽量鉄骨のことをいいます。

LGSを床の墨通りに組み立てました。

今回は天井は既存のLGSが残っていたので、壁のLGSだけを組み立てました。

電気配線工事

LGSの組み立てのあとは、石膏ボードを貼るのですが、その前に壁の中に電気の線やスピーカーの線などを通しました。

また、天井の内部には、新しく設置する照明器具の配線を通しました。

造作工事

 

造作物としては、ガラスパーテーションの枠と店内入り口の化粧門でした。

化粧門は天井に接地するため、壁と見なされるということになり、不燃構造で作る必要がありました。

ガラスパーテーションの枠は木材で下地を作成して、化粧門は木材では不燃が取れないため、木材で化粧門を製作してから、「ダイライト」という火山性ガラス質複層板を表面に貼ることで不燃の認定を取りました。

ガラスパーテーションの枠と化粧門は工場で製作してもらったものを、現地で組み立てました。

そして、仕上げにダイノックシートを貼りました。

ガラス工事

ガラスパーテーションの枠に、ダイノックシートを貼り終えてから、ガラスの搬入と設置を行いました。

店内入り口のガラスはグラデーションシートを貼り、待合スペースと商談スペースの仕切りのガラスはフォグラスシートを貼りました。

ちなみに、裏面には飛散防止フィルムを貼ってありますので、万が一割れてもガラスが飛び散らないようになっています。

タイル工事

 

ファサードにはタイルを貼ってアクセントを付けました。

入り口の両サイドの柱と正面の壁にタイルを施工しました。

ファサードのタイルにどのようなタイルを貼るかで、お店の印象が大きく変わりますので、タイル選びはパースを作ってクライアント様と検証を重ねまして決めましたた。

サイン工事

 

柱に埋め込む電光サインと、天井から吊るすタイプの電光サインを設置しました。

サインはお店の顔となりますので、サインのデザインもパースを用いて文字の形や、発光の色味の確認を慎重に繰り返し検討を行いました。

サインの製作はデータを作成して、看板屋さんに工場で製作してもらいました。

電源は、電気工事を行った際に事前に配線を完了しておきました。

塗装工事

既存の天井は塗装の仕上がりでしたが、汚れていたり以前の店舗の解体した壁の跡が残っているため、下地処理をして新たに塗り替えました。

また、新しく設置した壁の一部や建具枠などの塗装を行いました。

クロス工事

新しく設置した壁のクロス貼りを行いました。

メインのクロスは、白の塗り壁調の模様のクロスを貼りました。

入り口通路から化粧門を抜けて商談スペースに入る壁は、砥粉色(とのこ色)の珪藻土クロスを貼ってアクセントを付けました。

床工事

既存のコンクリートの床は不陸が多かったので、全面下地補修を行い正方形の塩ビタイルを貼りました。

同じ柄の色違いの塩ビタイルを2色使用して、メインの入り口からの動線がわかりやすいようにデザインしました。

建具工事

 

建具の工事では、バックヤードの引き戸を製作しました。

クライアント様の工事では、バックヤードは電子錠をつけるのが定番となっています。

引き戸に電子錠を取り付ける際は、扉の開口寸法を維持するために、通常よりも扉サイズを大きくする必要があります。

当社がいつもお願いしている腕利きのベテラン建具屋さんに今回も製作と取り付けをお願いしました。

建具職人さんは、今では数が少なくなってしまっています。

しかも仕上がりは職人さんの腕によって大きく差が出る職種です。

お願いしている建具屋さんはかなりご高齢となられていますが、私は建具屋さんに末長く元気にお仕事を続けていただきたいと切に願っています!!

家具工事

 

ガラスショーケースを製作しました。

クライアント様から、造りは「おまかせ」とさせていただいたので家具屋さんと打ち合わせをして、製作させていただきました。

ガラスショーケースの天板部分は、商品を入れ替えやすいようにスライド式にすることで天板を出し入れすることが出来ます。

下台にはメラミンという面材を仕上げに貼りました。

間接照明を埋め込んでいますので、陳列商品も綺麗に見えます。

ガラスショーケースは家具屋さんの工場で製作してもらい、夜間工事での搬入のため弊社がトラックで運ぶことになりました。

強化ガラスで製作していますが、車の振動で割れる可能性が「大」ですので、ヒヤヒヤしながらゆっくりと道路を走りました。(道中スピードが遅すぎて後ろの車に煽られました・・・汗)

無事に現場に搬入できてほっとしました!

搬入後は電気工事で間接照明を設置して完了です。

工事後クリーニング

工事が全て完了してから、工事後のクリーニング作業をしました。

今回も、いつもお願いしているクリーニング屋さんにピカピカにしていただきました。

クライアント様の家具搬入・組み立て

 

クライアント様がご用意された椅子やデスク・書類のラックなどは、通常現場入れしていただくのですが、今回は商業施設への入のためトラックの配達時間に合わせて、事前に搬入の届を出す必要がありました。

また、ネット購入の商品だったため、配送の時間指定ができませんので、今回は弊社にて家具を受け取り、トラックで現場に納品してから組み立て作業を行うことになりました。

開店1日前の作業となり、おたからやさんのスタッフさんと一緒に作業させていただきました。

前回の工事でも、この作業をご一緒させていただきましたが、スタッフさんと一緒に作業をする時間があると、内装のご要望を聞けたりいろいろな話ができるのでとても良いです。

しかも仲良くなれます(笑)!

やはり、「このようなところに棚が欲しい」「ここにコンセントがあると便利」など、現場の声ってものすごく大事です。

今回もしっかり「現場の声」を頂けたので、おたからやさんの次回の新店舗の設計に反映させていただきたおと考えております!

工事完了

施工後のお店を確認していただき、使い方を一通りご説明させていただきまして工事完了お引き渡しを無事終えました。

おたからやさんのオーナー様は決断力がものすごい早く、柔軟な方なのでとても工事をスムーズに進めることが出来ました。

スタッフの方々も、とても良い方ばかりで、ライトスペースチームは今回も気持ちよく工事させていただきました。

お店が大繁盛することを心よりお祈りしております!

今回も工事のご依頼を頂きまして、ありがとうございました。

お店紹介

神奈川県海老名市中央1-6-1 丸井ファミリー海老名店3階

お客様が大事に使ってきたモノを対面で真剣に査定してくれる店長さんとスタッフさんが出迎えてくれます。

モットーは「心に寄り添った対話と査定」だそうです。

ネットでも査定ができる時代ですが、信頼できるお店で適正価格にて査定してくれるお店ですので、売却したい物がありましたら「おたからや 丸井ファミリー海老名店」へぜひお越しください。

 

 

 

 

 

 

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