工事内容
- バックヤード解体移設
- 店内棚の加工・移設・取り付け
- 棚の新規作成
- 看板、屋根の縮小・移設・取り付け
- 各所への棚取り付け
- ガラスフィルム施工
- 電気配線新規施工
元のお店のレイアウトのまま、イメージを崩さずお引越し
工事内容
自由が丘デパート一階に「こ豆」さんという珈琲店があります。
今回の工事は、こ豆さんのレジカウンターの上が漏水してしまって、向かいの空き店舗に元のお店のレイアウトのまま、イメージを崩さずお引越しのご依頼です。
工事着工前の打ち合わせは2日間。
向かいの店舗は、元の店舗と比べてやや小さめです。
もともと3坪と小規模な店舗で、しかもさらに小さくなるためレイアウトのうち合わせが肝心でした。
現地で採寸をして、配置物の寸法を細かく測って、レイアウトを決めます。 店長さんの作業のしやすさと、物販スペースの確保をしっかりと取ることが最優先でした。
この打ち合わせをしっかりさせていただくことで、工事もスムーズに進み、仕上がった時に「こんなはずではなかった。。。」とならないために、打ち合わせはとても重要なのです。
バックヤード造作、他解体作業 いよいよ工事着工です。
人員は大工さん1名と私です。
元の店舗写真です。こまずは引越し先の店舗にバックヤードの造作をします。
もう一人は既存店のバックヤードを解体、棚の撤去をします。
一部解体したり、造作して引越し側の店舗で使えるように細工します。
通り沿いのガラス面から店内カウンターが丸見え状態でしたので「フォグラスシート」という曇りガラスフィルムを貼りました。
この目隠しフィルムは、外部からの採光を保ちながら、人影が目視できるくらいに目隠しできるフィルムです。
今回の工事は、デパート全体が夏休み中でしたので、近隣店舗さんもお休みのため、非常に作業がしやすかったです。
もし、通常営業で回りが開店していて、お客様の往来があったらとても2日では工事は終わらなかったです。
ということで、工事環境は抜群に良かったです。
バックヤードの造作も終わり、店内棚の取り外しなどもほとんど終わって、明日1日で終工できる量を残して1日目の作業は終了です。
造作、電気、塗装工事 昨日に引き続き、大工さんと私で、棚の取り付けや看板屋根の加工などをしていきます。
床に溝があり、お客様がつまずいて転倒すると大怪我になりそうな箇所があったので、モルタルで溝を埋めます。
2日目は、外部壁の塗装工事と電気工事も参戦です。
オレンジ色の外壁は、珈琲店のイメージではなっかったのでチョコレート色に塗り替えです。
引越し先のサイズにカットした看板屋根を取り付けると、グッと「こ豆」さんのイメージになってきました!
各所に小棚なども取り付けました。
空間が狭く収納が少ない分、小さな棚を各所につけることで、使い勝手が随分と変わってくるのです。
また、既製品の棚などは、サイズが大きすぎたり小さすぎたりするので、棚の大きさに合わせてレイアウトを考えなくてはなりません。
実はこれってすごく空間の無駄遣いにつながるのです。
レイアウトに合わせて棚を造作する方が使い勝手が良く、空間の確保がしやすいです。
これは、カウンターやテーブル、棚など全てに言えることなのですが、店舗の工事をしているとよくぶつかる問題です。
確かに、既製品の方がコストは安い場合が多いです。
既製品は、ラインで大量生産するため商品を安く提供できます。
しかし、店舗の空間のレイアウトを優先する場合、既製品が合わないことの方が大半です。
また、既製品は見た目はおしゃれでも見えない部分の素材に耐久性がないものを使用してコストを落としている場合もあります。
つまり、棚やカウンターは、レイアウトに合わせて造作する方が使い勝手の良いお店になります。
電気工事は、何本も垂れ下がっていた配線を一度撤去して、新規で照明配線やスイッチ回路の引き直しです。
さすが、プロですね!
1日でスッキリ配線にまとめてくれました。
外部の塗装もオレンジ色からチョコレート色に塗り変わりです。
暗くなりすぎない茶色に調色して、色味を確認して塗り終えました。
全ての工事が終わり無事お引き渡し完了です! こ豆さんも喜んでくださり大変嬉しかったです。
新しい店舗でも今までと変わらず美味しいコーヒー豆を提供してくれます。(私は何杯もいただきましたが、とても美味しかったです。)
*通常はコーヒー豆の販売ですのでお店では飲めません。
こ豆さんは、厳選したコーヒー豆を焙煎しているお店です。
焙煎時に悪い豆を手作業で取り除いてから焙煎しています。
また、焙煎は毎日行なっているので、いつも新鮮なコーヒー豆が用意されています。
しかも、30種類ほどのコーヒー豆をご用意してますのでコーヒー通の方には嬉しいお店です。
自由が丘にお越しの際は、是非お立ち寄ってみてください!