工事の内容
- 既存のボトル棚とカウンターを解体して新しい、ボトル棚とカウンターを製作する
- カウンター上の飾り棚の解体と解体後の天井補修
- クロス張替え工事
- 既存じゅうたんの床から塩ビタイルに変更
- 照明器具変更、ライティングレールとスポットライト追加
- 什器、ドア、廻り縁の塗装工事
- 設備工事
- ステンレス張替え工事
- クリーニング
工事の内容
スナックの居抜き物件をバーに改装する内容の工事です。
お酒の提供が主になるお店ですので、大掛かりな厨房設備の工事は必要ありませんでした。
居抜き物件にもともとあった、ボトル棚とカウンターは、大きさとデザインがお店に合わないという事でしたので、解体して、新しく製作する事になりました。
カウンター上の飾り棚も、圧迫感が出てしまうため解体しました。
居抜き物件でもカウンターなどの什器をそのまま使うと、以前のお店のイメージまで引き継いでしまうことになります。
自分の店のイメージを明確に出すための選択としては「新しく作り変える」という選択は、正解だったと思います。
せっかく居抜きでカウンターがあるのに、これまで作り直すのはもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、カウンターはそのお店の居心地を大きく変えるためお金をかけるべき什器と言えます。
今回のバーは水タバコとお酒を提供する「shisha バー」ですので、ゆったりと長時間座っていても、お客様が疲れない客席の設計をしました。
長時間ゆったりと座っていられるカウンターは高さにこだわりました。
カウンターの高さを最初に決めるのではなく、カウンターで使用する椅子の選定をオーナー様にお願い致しました。
「どのような椅子がshisha バーで使いやすいか」ということが何よりも重要ですので、椅子の高さに合わせてカウンターを製作しました。
製作したカウンターにオイルステンという塗料で着色をしてから、ウレタンクリア光沢を出しました。
ウレタンクリアは光沢が出るだけではなく、カウンターの傷や汚れの保護にも役に立ちます。
ボトル棚も、お酒の高さにあわせて製作しました。
ボトル棚には、光量を調節できる調光式の間接照明を設置しました。
もともとの付いていた照明器具は、ダウンライトでしたが、型が古くてそのまま使い続けるには厳しい照明でした。
また、色も白い縁のダウンライトでしたが、黒と紺を基調とした内装では浮いてしまいますので、縁が黒いものに交換しました。
ダウンライトだけでは、照明のアクセントとして弱いですので、ライティングレールを天井に取り付けて、スポットライトを設置しました。
ライティングレールの良いところは、照明の数を自由に増やせる事です。
それによって、光量も調整できますのでとても便利な照明設備だと思います。
今回は、バーですので、光量の調整がとても重要になります。
ただ明るければ良い、ただ暗ければ良いという訳にはいきません。
そこで、オーナー様と施工側の光量に対する認識の違いを解消する為と、オーナー様が自由に光量を設定できるように、全ての照明器具は調光式を選定致しました。
壁紙はグレーで天井と壁を統一しました。
床はじゅうたんを剥がして、塩ビタイルに張替えをしました。
茶色だった入り口ドアは、お店のイメージに合わせて塗り替えました。
厨房のステンレス部分がだいぶ汚れていました。
キッチンはほとんど使用しないとのことでしたが、客席のカウンターから丸見えだった為、新しく貼り替えました。
既存で設置してあるシンクやコールドテーブルなどは、位置変更をせずに既存を使用ました。
トイレも既存をのまま使用できましたので、工事の必要がありませんでした。
製氷機がなかったので、製氷機用の給水管と排水管の配管と設置工事を行いました。
工事期間は約2週間でした。
今回の工事は、設備器具や配管をほとんど流用したので、大掛かりな設備工事が必要なく、居抜き物件のメリットをしっかり活かせた内容でした。
今回も工事のご発注ありがとうございました。
shishabar Savu
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