工事の内容
- 墨出し作業
- 遮音室とエントランス造作のためのLGS組み立て、ボード張り
- 電気工事
- クロス工事
- 床工事
- 看板工事
- 建具工事
墨田区にあるマンションの1室で、オフィスの遮音室を作る工事を行いました。
以前に、オフィスの移転のため、工事をご依頼いただいたお客様です。
コロナ禍で社員の方ののリモートワークが当たり前のようになり、以前のような広いオフィスが必要なくなったため再度の移転するための工事のご依頼でした。
今回の工事のご依頼内容は、お客様との打ち合わせをするため、遮音性のある会議室を作成すること、事務所とエントランスのスペースに仕切り壁を作成するという内容でした。
工事前に、現場を綺麗に保つ為の養生と、壁を作る位置を確定させる為に床に壁の位置のポイントを出しました。
この作業を墨出し作業と言いますが、現場で壁などを作る場合にとても重要な作業となります。
壁の下地となるLGSの組み立てを行った後、グラスウールを壁の中に入れて、遮音シートを貼ってプラスターボードを貼りました。
遮音性のある部屋を作る場合には、グラスウールと遮音シートを使用します。
また、ドアはDAIKEN(ダイケン)の音軽減ドアを採用しました。
エントランス正面の壁にステンレス製の電話台をつけました。
天板だけが見える仕様のデザインでしたので、壁のボードを貼る前にステンレス板を仕込んでおきました。
天板の下には、PF管というフレキシブルな筒状の電材をあらかじめ配管しておきました。
このようにしておく事で、内装が仕上がった後でも、電話線が床と壁の内部を簡単に配線できます。
既設の照明器具の移設と、新規照明器具の設置を行いました。
既存の壁クロスはそのまま使いました。
既存の壁クロスは、無地白の壁紙でしたので、会議室とエントランスは木目の壁紙を使用してアクセントをつけました。
エントランスと会議室の床は既存のタイルカーペットから塩ビタイルに変更しました。
既存の床は、OAフロアという部材で床上げがされていて、その上にタイルカーペットが貼られていました。
OAフロアはとタイルカーペットは、簡単に取り外しと復旧ができるため、電話線などを多く配線するオフィスの床に使われていることが多いです。
今回使用した塩ビタイルは OAフロア対応の塩ビタイルを使用しました。
事務所とエントランスの建具は電子錠を採用しました。
事務所内には社外秘の書類が多く施錠の必要があるという事でしたが、シリンダー錠を採用すると社員さんの数だけ鍵が必要になる事と、紛失の恐れがあります。
このような場合は、ナンバーで開錠と施錠ができる電子錠を使うと鍵本体が必要なくなり紛失の心配もなくなります。
また、ナンバーも変更できるので安心です。
エントランス正面の壁に会社名の文字看板を取り付けました。
カルプ文字サインという看板の種類です。
会社のイメージカラーのグリーンと木目の壁紙の相性がとても良いです。
オフィススペースの窓に縦型の羽根のバーチカルブラインドを設置しました。
横型のブラインドは上下に開閉しますが、バーチカルブラインドはカーテンのように左右に開閉します。
見た目がスタイリッシュなのでオフィスや店舗の工事で人気のブラインドです。
小さな窓には横型のブラインドを設置しました。
オフィスの顔でもあるエントランスですが、先進的なイメージのオフィスが完成しました。
エントランスが魅力的なオフィスはお客様だけでなく、社員の方のテンションも上がるようで、社員の方にも大変好評でした。
今回も工事のご依頼、ありがとうございました。