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室内犬のおしっこ(マーキング)で床(フローリング)を傷めない対策

室内犬のおしっこ対策には、クッションフロアが簡単に拭き取り掃除ができてオススメです。床が木のフローリングですと、犬のおしっこはすぐに染みこんでしまって床を傷めてしまいます。もちろん、ニオイも染みこみやすいです。賃貸物件などでは、原状回復のことを考えた場合、フローリングの劣化や損傷は避けたいところです。今回は簡易的にご自身で、クッションフロアを貼る方法をお伝えいたします。使用する材料も全てアマゾンや、ホームセンターで入手可能です。ただし、あくまでも簡易的な方法ですので、ビシッと綺麗な仕上がりを求める場合はプロの業者に依頼することをおすすめします。

将来剥がす事を前提の床の一部分だけをしかも業者に頼まないで自分で敷く方法

室内でワンちゃんを飼われる場合は、本当は部屋の床全体にクッションフロアを敷くのがベストです。

 

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クッションフロアについては、こちらのページも参考にしてください。
 ⇒『ペットを飼っている床はフローリングを張り替えるのがオススメ

ただ、床全体に敷くのは、いろいろな意味で難しいかもしれません。

そこで、今回は、床の一部分だけをしかも業者に頼まないで自分で敷く方法をご紹介します。

ワンちゃんが移動できる範囲をケージやサークルで制限する場合に、この一部分にクッションフロアを敷く方法が使えます。

本来のクッションフロアの施工は、床ノリを使うことでキレイにしっかりと貼り付けます。

ただ、一度ノリを使って床材を貼ってしまうと、元の状態には戻せなくなってしまいます。

これは、床材を剥がすことはできても、床材の裏打ち紙や床ノリが元の床にくっついてしまってキレイに落とせないからです。

そこで、今回は、剥がすことを前提にした方法をご紹介します。

クッションフロアを一部分に張った場合は、汚れがひどくなった場合やケージやサークルでキズが付いてしまった場合などの張り替えが容易に行えます。

まず、両面テープを使う方法が思い浮かびますが、両面テープは床に接着面のノリが残ってしまい完全には取れなくなってしまいます。

そこで、オススメする方法は、マスキングテープと両面テープの2つを使用してクッションフロアを張りつける方法です。

マスキングテープというのは、我々内装屋が塗装などをする際に、必要ない箇所を汚さないようにマスクするために使います。

そのため、マスキングテープは粘着力はさほど強くありません。

そこで、両面テープを張る下に、まずこのマスキングテープを張っておくのです。

用意したクッションフロアのサイズに合わせて、4辺に床にマスキングテープをまっすぐ貼ります。

この際、両面テープの幅よりも広いマスキングテープを選んで張り付けます。

幅25mmの両面テープに、幅45mmぐらいのマスキングテープを組み合わせるのがいいと思います。(両面テープの幅よりも20mmぐらい広めの幅が下のマスキングテープにあるといいからです。)

マスキングテープを貼り終えたら、その上に両面テープを貼ってクッションフロアを敷いていきます。

このようにマスキングテープを両面テープの下敷きにすることによって、強力な両面テープの粘着面を床に直接付けずに済むため容易に剥がすことが可能になります。

床ノリを使ってクッションフロアをちゃんと張り付けた場合に比べると、きっちりとした仕上がりにはなりませんが、剥がすことを前提の場合はこれで十分だと思います。

この方法でしたら、素人の方でも簡単に張り替えも可能だと思います。

養生テープで4辺を貼り付けてしまうというもっとも簡単な方法

ちなみに、もっと簡単な方法があります。

それは、養生テープを使ってクッションフロアの4辺を張ってしまう方法です。

マスキングテープでなく養生テープを使う理由は、養生テープは幅があるためで、その幅でクッションフロアを抑えることが可能だからです。

剥がした後のテープ残りはクリーナーで簡単に落ちる

そして、養生テープの粘着力もさほど強くはないので、剥がした後も粘着面のノリ跡はほとんど残りません。

ただ、養生テープもマスキングテープもたまにノリのべたべた感が残ってしまうことがあります。

その場合の対策としては、ホームセンターで売っているノリ落としのスプレーを使うことで簡単に落とすことができます。

オススメは、3Mのクリーナー30という落としスプレーです。

床と巾木の隙間も養生テープで隠す事でおしっこの侵入を防止

オプション的な方法になりますが、ワンちゃんによってはおしっこを壁と床の間にすることもあると思います。

きっちりと、クッションフロアを張り付けておけば、すぐに拭けば問題ないのですが、多少でも時間が経つとやはり染みこんでしまいます。

そこで、このような場合は壁と床の間は、両面テープを使って貼り付けるのではなく、この部分だけは養生テープで上から壁の一番したの巾木とクッションフロアを止めてしまうというのが効果的です。

大型犬はのつなぎ場所が見当たらない場合は、アンカーで作ってしまう

なお、今回は、ワンちゃんをケージやサークルで仕切れる場合の方法をご紹介しました。

大きなワンちゃんになってくると、ケージやサークルをなぎ倒してしまうと思いますので、その場合はリードをつなぐアンカーを設置することをオススメします。

ちなみに、リードを本棚などに引っかけると倒れる危険があり、ワンちゃんにとって危険ですので絶対にやめた方がいいです。

そのため、このアンカーの設置は、プロに依頼した方がいいと思います。

当店にご依頼いただける場合は、アンカーの設置とクッションフロアの張り方のご指導をセットにしてご提供しています。
クッションフロアの張り替えは、2回目以降はご自身でできるようになります。
料金:2.5万円(交通費別途)

アンカーを当店の事務所に設置した写真などはこちらからご覧いただけます。
 ⇒『犬を家の中で飼う場合にケージに入れるか、入れないか

今回説明に使った材料をご紹介します。

【クッションフロア】

【両面テープ】

【マスキングテープ】

【養生テープ】

【スプレークリーナー】

しっかり施工する場合は、プロに依頼した方が良い

今回は、テープを使用して、ご自身で簡易的にクッションフロアを貼っておしっこなどによる、床の劣化を防止する方法をお伝えしました。

賃貸物件にお住いの方や、一時的な策を検討している方にご提案できる方法ですので、仕上がりや使用感はイマイチな部分が出てきてしまいます。

仕上がりや使用感を求める場合は、本来の「クッションフロアは床のりで貼る」という方法で施工します。

この方法は、素人の方には難しいですので、見た目や使用感の良さを求める場合は、やはりプロの業者に依頼することをおすすめいたします。

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