今回は、私なりのクロス・壁紙張り替えをなどの内装業者の正しい選び方をご紹介します。

どなたでもリフォームをされる場合は、明朗な金額で納得のいく仕上がりを期待されると思います。

では、価格と仕上がりの両方を満足してくれる業者はどうやって見極めればいいのか?

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●大手のリフォーム店、工務店のどちらがいいか?

まずは、価格についてですが、工事店により多少の差があってたしても、業界における適正価格というものがあります。

ただし、発注する店舗の規模によって、その適正価格というは変わってきます。

例えば、空室の張替えでしたら量産品クロスで大型リフォーム店に依頼すると、大体、平米当たり1,500円からです。

一方、当店のような小規模な一般のクロス施工店にご依頼いただけると、平米当たり800円ぐらいからになります。

このように大きな金額の開きが出てくる理由は、中間マージンが発生するからなのですが、詳しくはこちらのページにまとめていますのでご覧になってください。
 ⇒『中間マージンが発生してしまうからです。

料金面から考えますと、大手のリフォーム店ではなく、一般のクロス施工店に依頼するべきです。

そこで、今回は、一般のクロス施工店に直接依頼する場合で、その中からよりよい業者の見極め方を解説させていただきます。

●まず見積もりを依頼してその内容を確認する

まず、空き家の張り替えでは、”量産品クロス”を使った場合は平米800円台から1,000円の金額が業界における適正価格です。

(量産品クロスというは、一般的な壁紙なのですが、特殊な機能を持った壁紙やカラー壁紙になりますと料金は変わってきます。)

ですので、平米1,000円以上で出てきた場合は、私の感覚ではかなり高いように思いますので注意して下さい。

一方で、見積もり項目の”平米当たりの金額”が安くてもすぐに信用せず、見積もりの総額を確認してください。

それは、平米単価を安く見積もっていても、それ以外の項目が必要以上に高くしている場合があるからです。

例えば、養生費用、ゴミ処分費用、下地処理費用、経費などの項目がある場合がありますのでその金額を確認します。

実は、通常のクロスの張り替え工事については、”ゴミ処分費用”は単価に含まれているのが普通です。

ですので、業者の大半は、この費用を含んだ金額を出してきます。

つまり、ここを別に取る業者は、少し警戒した方がいいです。

次に、”下地処理費用”ですが、これも通常の範囲でしたら単価に含まれているのが一般的です。

ただし、砂壁や聚楽壁、非吸水性の下地にクロスを貼る場合は、どこの業者も下地処理費用を見積もり項目に入れてきます。

この費用の目安ですが、6畳の部屋の壁でしたらパテ処理での下地処理でしたら3万円ぐらいまでが通常の金額です。

逆に、この費用を5万も10万も取る業者は、警戒すべき業者と言えます。

ただ、今の下地にベニアを張って新たに下地を作る場合は5万円以上かかってもおかしくありません。

次に”経費”ですが、車のパーキング費用や高速代金などの実際にかかる経費を請求されるのは通常ですが、中身が何だかよくわからない”経費一式”で10万円などが項目としてある場合はおかしいので警戒してください。

実際に、最近ご相談いただいたお客様で、他の業者さんに経費一式12万円と見積もりを出されたとご相談を受けました。

現実に、このような不明朗な金額を出してくる業者もいるのです。

最後に、”養生費”に関しましては、養生が必要な工事の場合は項目に乗ってきます。

養生が必要というのは、工事の後にクリーニングが入らない賃貸の場合や、居住中のお宅の場合などです。

養生費は、工事するお部屋の広さなどで大きく金額が変わってきますが目安となる例をご紹介します。

クリーニングが入らない6畳程度の空室ワンルームの場合は、3,000円ぐらいです。

10〜15畳のLDKなどの場合は、キッチンやテーブル、そして、壁と床を汚れないように養生して8,000円〜15,000円になります。

以上が、見積もりをしてもらってその金額と各項目から正しい業者を選ぶためのポイントとなります。

●高すぎたり安すぎたりする場合に注意しなければならない理由

繰り返しになりますが、見積金額は、どこに頼んでも相場である平米当たり800円〜1,000円の範囲に収まるはずです。

”安かろう悪かろう”という考えで、高い見積もり金額を信用してしまうのも問題があります。

「高いので安心」などとは思われずに、適正価格を把握して発注する業者を選んだください。

高い見積もりの場合は、仕上がりがよくなるのではなくて”ぼったくり”と判断していいと思います。

逆に、安すぎる場合も注意すべき理由があります。

よい仕上がりにするためには、職人が基本的な技術を持っていて、壁紙をキレイにカットして作業をすることが大前提です。

ただ、それよりも仕上がりに重要なことは、張る前の”下地処理”になります。

張り替えの場合は、クロスを剥がした後の壁がデコボコがある場合があります。

張る壁紙の厚みにもよりますが、デコボコのまま張ってしまうと壁のデコボコが新しく張るクロスの表面に出てしまうことがあります。

これを防ぐために、下地処理でデコボコの部分にパテをして平らにしてから張るのが普通です。

ところが、この下地処理を省く、つまり手抜きする職人さんもいます。

建築業界の仕事の単価は、ここ数年でかなり下がっていてほぼ底値と言われています。

そのため、安くしてでも仕事を取りたい業者の方が多いため、結果的にどこかで手を抜いて時間を短縮することがほとんどです。

そういう意味で、壁紙のパテ処理は時間がかかるため手抜きをされることが多いのです。

つまり、見積もり額が安すぎる場合は、手抜きが前提と疑ってもいいと思います。

私たちの仕事は”時間”を使いますので、いい仕上がりにするためには相場よりも大幅に安くすることができないのです。

●疑問点は積極的に質問してみる

もう一度、まとめてみます。

見積もりをお願いしてみて、その金額が相場である800円〜1000円の範囲内にあること。

高すぎても、安すぎても、注意すべきです。

そして、意味の分からない見積もり項目がないこと。

これらに問題がなければ、最後の確認として、疑問点や不安に思っていることを積極的にそのお店に質問してみることです。

質問したことに対して丁寧に説明してくれるかなどは、月並みですが重要な判断基準になります。

安い工事を大量にこなそうとしている業者は、面倒なことはしませんから手抜きの対応が身に染みついています。

●別の業者さんにも相談してみる

最初からたくさんの業者さんに見積もりを依頼するのは、個人的にはあまりお勧めしません。

ただ、最初に見積もりを依頼した業者の金額や項目に疑問を持たれたなら、他の業者さんにもお見積もりの相談をされるべきだと思います。

東京近郊の工事でしたら、当店にご相談いただいても結構です。

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以上が、私なりの”正しいクロス・壁紙張り替え業者の選び方”です。

是非、参考にしてみてください。